花小路ゆみ 作品リスト2
”スモール・ワールド”は角川書店の「コミックチャージ」に連載してました。
この作品は小説のコミカライズなのですが、コミック化された時期に原作小説の方はタイトル変更してました。
壇蜜さん主演で映画化もされています。
そう、この作品は”私の奴隷になりなさい”という作品です。
スモールワールド
⇒【改題】私の奴隷になりなさい
- 私の奴隷になりなさい
【改題後タイトル】 - サタミ シュウ【原作】
- 松本 ひなつ【脚本】
- コミックチャージ【角川書店】
- 2007年第4号~第7号
第9号~第12号 掲載 - 全8話
主人公”僕”は、学生時代からモテる方だった。
女性に不自由したことは無いが、同時に夢中になれるような女性に出会ったこともない。
セックスも軽いものだと考えている
そんな”僕”が、ひと目ぼれしたのは就職先の出版社で出会った人妻”香奈”さんだった。
いつものようにカンタンに口説いたつもりが、香奈に翻弄され籠絡されていく”僕”。
そして香奈には、ある”秘密”があった…。
原作者のサタミシュウ先生は某大御所作家の別ペンネームです。
この作品は、小説版の初版も”スモール・ワールド”という名前でしたが、改題して”私の奴隷になりなさい”となりました。
コミック版は、連載時と同じ”スモール・ワールド”での発売です。
後に壇蜜さん主演で映画化された時に改題&壇蜜さん写真表紙で再販されました。
現在は電子コミックで読めます。
歌舞伎町弁護人 凛花
- 松田 康志【原作】
- 週刊漫画サンデー【実業之日本社】
- 2007年1/23号~2008年5/13.20号 掲載
- 全66話
美鈴凛花は、業界大手のヒルズ・ゴージャスに属する若手弁護士だ。
まだ弁護士として2年目の彼女だが、キレ者で回りの評価も高い。
今日も大手弁護士事務所の案件を次々にこなす凛花の元へ父の失踪という連絡が入る。
父、花太郎は裏通りで個人事務所を営む人情派の弁護士だった。
事件かと思われたが、”事務所は任せた”という手紙を残してどこかに行ってるだけらしい
事務所を継ぐ意志など無い凛花だが、いきなりゴージャスを首にされ、やむなく働きはじめる。
大手では扱ったことのない小さな案件を扱っていくうちに”弁護士を目指した時の気持ち”を思い出す凛花だったが…。
凛花は、下町の人情派弁護士のお話です。
意外と短気でキレやすい凛花と、のどかな性格の事務員牛島君のコンビがいい感じです。
下町弁護士ならではのやり方で、大企業の大手弁護士に対抗する痛快な展開もあり、楽しい作品でした。
こわがりやさん
- 花小路ゆみ【作画】
- 月刊ご近所スキャンダル【竹書房】
- 2007年3月号 掲載
- 読みきり36p
お互いを限りなく愛している夫婦のただ一つの問題はセックスレス。
やがて問題は小さな猜疑心から大きな事件に発展していく。
原作クレジットはありませんが、アイデアプロットとタイトルは編集さんが送ってくれました。
この時期は、原作付きマンガが100%でオリジナルはあまり考えてませんでした。
後に「女神たちの二重奏」や「聖女のつぐない-監禁の美聖女」をオリジナルで連載します。
オリジナルの場合、絵を描く時間がネームの練り直しに多く取られて、原作付きよりスケジュール調整が難しいのを改めて実感しました。
全ての作品をオリジナルでしかも同時に連載している作家さんも多いですが、スゴイなあと思います。
赤い夜
-銀座艶女絵巻
- 金沢 京子【原作】
- 月刊劇漫スペシャル【竹書房】
- 2006年8月号~11月号 掲載
- 全4話
銀座のクラブ、ラ・ノーチェの綾子ママ。
お客さん、店の女の子それぞれの人生模様を各話読み切り形式で描く。
飲み屋のママというと、過去の花小路小町作品から想像して、この綾子ママが夜は仕置屋とかになりそうですが、違います。
銀座のリアルな人間模様が描かれた4編です。
レンタル彼氏
- 酒井 あゆみ【原案】
- 倉科 遼【原作】
- 週刊漫画サンデー【実業之日本社】
- 2006年4/18号〈5話〉
5/2号〈6話〉
5/23号〈7話〉
6/6号〈8話〉
女性が男を買うという風俗ルポのノンフィクション。
その原作を元に全8話の様々な女性のオムニバス形式のお話になってます。
酒井あゆみ先生原作の「レンタル彼氏」コミカライズ、全8話の読み切りです。
元はルポなので、漫画サンデー掲載にあたって、脚本原作を倉科遼先生が担当しています。
前半4話は東克美先生が作画担当で、花小路は後半の4話を作画しています
電子書籍はコミックスとして1冊分の販売です。
女王様は楽じゃない!!
- 月花【原作】
- 漫画ナックルズGOLD【ミリオン出版】
- 2006年12/15号
- 読み切り24p
ラクしてお金稼げる、という軽い気持ちで始めたSM女王のバイト。
源氏名をイバラと付けて働き始めた彼女だったが、世の中には色んな性癖を持つ男も多く、相手の欲求を満たすのは意外に大変だった。
ある日「専属奴隷」として1日の全てを彼女に捧げたいという客の誘いにのり、店を辞めて女王として日常を生きるイバラだったが…。
取材を元に作られたお話で、ドキュメンタリーではありません。
アンケート結果は良かったようで、その後何回か同社で再録されました。